ウィルス性腸炎 はじめました


現在、風邪とウィルス性腸炎によって蛙と鰤の気持ちがよくわかる躯になっている。
月曜日には死ぬほど欲しかった手塚治虫漫画全集全四百巻がやってくる予定。

このまま年末年始、蟄居状態となっても何ら不都合はないことになった。


バス停で待っていると後ろに並んでいた女が十分ほどのあいだに片手の爪をほとんど噛み取ってしまっていた。
始めは口のなかの掃除でもしているのかと思ったが、ぺっぺっと唾を吐き散らかしているので「汚いすべた」だと思っていたら、指先から血がしたたっている。
丸い鱗のような爪がいくつも足下に散っていた。
一緒にバスに乗ったが席は離れて座った。
髪の長いきれいな女だっただけに気になった。


腸炎は潜伏期間が短く半日ほどで発症。
本来、腸で吸収されるべき胃液をブロックされてしまうので一日二リットルほど生産される胃液が全て小腸内に貯留する。
つまり二キロの液体が溜まるので、女性や子供は嘔吐、成人男性は下痢によって排出しようとする。

嘔吐と下痢の差は主に胃噴門部の緊縮状態の差によるもので女性と子供はこれが緩いので胃へ逆流。男はきついので下へ…。

胃酸の活性を促す香辛料の接種は自滅行為であるし、乳製品、林檎以外の果物も断たねばならない。

というわけで、今夜も【おかゆ・プレーン】でおしまい。



ショーン・オブ・ザ・デッド
イージーライダー/レイジングブル」を観る。